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「お子さんのサポートをお願いします。」
これは、私がいつも保護者の皆さんにお願いしていることです。ただ応援するという意味ではありません。もっと積極的に、一緒に関わっていただきたいのです。 教え始めた頃、保護者の方にサポートをお願いするという発想が、そもそも自分の中にありませんでした。宿題や単語の暗記は、子どもたち自身に任せていました。 でも、今ならわかります。子どもたちに「学びたい」という気持ちがあったとしても、その気持ちを日々の行動に落とし込み、管理していくことは、英語を学び始めたばかりの段階では、まだ難しいのです。 その背景には、家庭のサポートというものを、そもそも誤解していたこともありました。 私は、家族の誰かがある程度の英語力を持っていなければ、子どもをサポートできないと思い込んでいました。 もし家族の中に英語を話せる人がいれば、そもそも英語教室に通わせる必要はないだろう—そう考えていたのです。 だからこそ、通ってくる生徒の家庭には、英語を話せる人はいないはずだと決めつけていました。 そして、英語との関わりを家庭に求めることが、負担になってしまうのではないかと思い、結果として、お任せという形を、自分自身が続けてしまっていたのです。 でも、今はわかっています。家庭のサポートに必要なのは、英語力ではありません。 むしろ、英語学習にまつわる、いくつもの「ボール」を一緒にジャグリングし、それが意味のある形で行われているかを見てもらうことです。 単語を覚えること、ゲームで復習すること、スピーキングの動画を撮ること、ワークシートに取り組むこと—そうした一つひとつです。 保護者の皆さんが、お子さんに「自分の学びに責任を持ってほしい」と願う気持ちは、よくわかります。もしかすると、うまくできなかったときの「痛み」を経験させることも、必要だと思われるかもしれません。 でも、この考え方は、実は逆効果になることがあります。子どもは、「宿題をやらなかったら先生に怒られる」「全部自分だけでやらなければならないのは辛い」—そんなふうに、 英語そのものをネガティブな感情と結びつけてしまうことがあるのです。 結果として、英語を嫌いになってしまう。 お子さんに、英語を本当に好きになり、できるになり、そのチャンスを持ってほしいのです。 だからこそ、サポートをお願いしているのです。
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ピアノをうまくなりたいなら、練習が必要。
サッカーがうまくなりたいなら、練習が必要。 英語がうまくなりたいなら…練習が必要。 練習が必要だということは、当然です。 だからこそ、私はいつもご家庭に一つだけお願いしているのです。 それは、お子さんがまだ幼い時期ーつまり小学校低学年のうちに、家庭で英語を練習する習慣を身につけてもらうことです。 その理由は単純です。幼いうちの方が簡単だからです。 子どもたちは成長するにつれて、世界についてより多くのことを知り、やりたいことも増えていきます。 新しい習い事。友達と過ごす時間が増えること。それ自体はどれも悪い事ではありません。 親として、私は自分の娘にまさにこの現象が起きるのを見てきました。 娘が成長するにつれて、時間があっという間に消えてしまいました。 週のスケジュールに空いた時間は、すぐに次の予定で埋まってしまうのです。 今、娘が中3の終わりに近づき、受験準備を考え始めなければならない時期になって、新しいことを始める余地はほとんど残っていません。 だからこそ、私はご家庭に、練習の習慣づくりを強くお願いしています。 もし、その習慣づくりを先延ばしにしていると、その頃にはすでに他のことで時間が埋まってしまっているため、習慣を身につけることはほぼ不可能に感じられるでしょう。 しかし、お子さんにとって英語の練習がすでに「日常の一部」になっていれば、後になって新しい習い事や友達と過ごす時間が増えても、英語の練習はそのままの形で定着し続けます。 ピアノやサッカーと同じように、疑う余地もなく、自然と行われるものとなるのです。 適当にこなせば、記録には残っても、力にはなりません。そして、力にならなければ、本当の意味で身につくこともありません。 英語の授業の前後には日本語に囲まれている可能性が高い。 生徒たちの日常生活の中で、必要なインプットを十分に得られない。 英語を本当に身につけるには、授業中の積極的な姿勢だけでなく、授業外でも英語の宿題に取り組む必要があります。 私たちはこれを「宿題」と呼んでいますが、学校の宿題とは意味合いが違います。ただ課題として出されたからやってほしいわけではありません。 日本で暮らしながら英語を本当に身につけるには、欠かせない教材です。 そのため、その取り組み方は、学校の宿題と同じであってはいけません。 「終わらせて、提出する」ものだとは思わないでほしいです。 宿題との向き合い方英語の宿題きちんとやらせようとすることは、とても大切なことです。ありがたいです。
ただ、「やらせる」ことに意識が向きすぎると、知らないうちに、こなすための環境を作ってしまっているかもしれません。 「やらせる」ことより、「話し合う」こと。それだけで、お子さんの中に残るものが変わってきます。 「宿題やった?」ではなく、宿題について話し合ってみてください。「どんな英語が出てきた?」「それがどんな時に役立つと思う?」—そう聞くことで、お子さんが本当に理解して取り組んでいるかどうかが見えてきます。日本語で話しても構いません。 もし答えに詰まったり、うまく思い出せなかったりしても、まだ、身につくまでの途中だということです。 数週間かかることもありますが、それでいいのです。 ただ、会話そのものに興味を示さない、話したがらないという場合は、少し別の話かもしれません。 大切なのは、身につくまで、あきらめずに取り組み続けることです。それこそが、本当の意味での力です。 「先生に言われた通りにやったから、もうこれで終わり」——そう考えてしまうのは、間違いです。 英語を本当に身につけたいなら、教室の時間だけでは足りません。教室の外での関わりが必要です。そしてその関わりを、なぜ・どうやって行うか。 その意識こそが、大きな違いを生みます。 レッスンが始まってすぐのことでした。
5人の子供の体験レッスン。その中の一人の男の子が、両手をテーブルの上に平らに置いて、そのままゆっくり引いていきました。 「キ〜〜〜〜〜〜」 私はレッスンを止めました。待ちました。それでも止まらなかったので、はっきり声をかけました。 なぜ無視しなかったのか。 無視することは、解決ではないからです。無視をするなら、私は彼に何を教えていることになるのでしょう。 私が園児たちに求めているのは、自分が同じ年齢のときに求められていたことと同じです。人が話しているときは顔を見る。話を聞く。話している人の邪魔をしない、聞こうとしている人の邪魔をしない。 それはマナーの話ではありません。英語を学ぶ人間になるための、基礎です。 話している人の顔を見ない。聞いていない。そして、あの音。 これが問題の本質です。 お子さんを英語教室に通わせるとき、授業時間の一部がその子への対応に使われているとしたら——それは、クラスにいる全員にとって、本当にいい環境でしょうか。 お子さんに、小さいうちから英語を学ばせたいというお気持ちはよくわかりますが、お子さんが「学ぶ準備ができている」ことを、目に見える形で示せるかどうかは、よく検討すべきだと思います。それが見えて初めて、英語との関わりが無理のない、自然なものになっていきます。 25年間以上、英語を教えてきました。その中で、ひとつだけ確かなことがあります。
お子さんの英語が伸びるかどうかは、教室の中だけでは決まらない、ということです。 「英語は先生に任せればいい」—そう思っているご家族は多いと思います。気持ちはよくわかります。英語が得意でない方は特に、「私が関わったら逆効果では」と感じることもあるでしょう。 でも、私がお願いしたいのは、英語を教えることではありません。 宿題が出たとき、隣に座ってあげること。「今日は何をやったの?」と聞いてあげること。毎週、決まった時間に英語と向き合う習慣を、一緒に作っていくこと。それだけでいいんです。 英語が話せなくても、大丈夫です。日本語で十分です。お子さんの隣にいてあげることが、何より大切です。 このクラスは、教室と家庭がひとつながりになって、はじめて機能します。私は教室でベストを尽くします。でも、家庭での時間は、保護者の方にしか作れません。 私が長年英語を教えてきた中で、常に感じてきた課題があります。 それは、子どもの英語学習を支えるということが、「英語教室に通わせること」についての思い込みを、少し手放すことでもあるという点です。 多くの保護者の方は、英語教室に通わせれば、自然と英語力が伸びたり、英語を好きになったりすることを期待されると思います。 一方で、「習い事は教室に任せるもの」という考え方に慣れているご家庭も少なくありません。 その結果、英語が教室の中だけのものになってしまうことがあります。 しかし、言語はそれだけで身についていくものではありません。 英語が「教室のもの」として捉えられると、子どもは無意識のうちに、英語を自分の世界とは少し距離のあるものとして受け取ってしまいます。 それが積み重なると、英語への関心や主体性が育ちにくくなっていきます。 レッスンは大切な役割を果たしますが、それだけで十分というわけではありません。 英語は、日常の中で繰り返し触れられ、居場所を持つことで、少しずつ育っていきます。 教室だけで見ると、英語の時間は意外と少ない。英語が日常の中にあるということ英語が少しずつ身についていくかどうかは、
レッスンの時間の長さだけで決まるわけではありません。 大切なのは、英語の活動が 日常の中にどのように存在しているかです。 新しく時間をつくる必要はありません。 すでに決まっている毎日の流れの中に、そっと組み込んでみてください。 たとえば—-- ・スクリーンタイムの前 ・お風呂の前/後 ・夕食後の片づけのあと ・歯みがきをしながら ・朝、テレビを見る代わりに 「やらなければならないから」ではなく、 「身につけたいから向き合う」。 その小さな積み重ねが、 英語を育てていく土台になります。 |
リンジー感じていること、考えていることを、正直に書いています。 Archives
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